6月27日に社会福祉法人柏の里オークルのスタッフさんを講師にお招きし、せっけん講座を開催させて頂きました。
オークルさんは知的障がいを持つ方々の授産施設で、今回の講座で使用、ご紹介させて頂きました家庭の食廃油を原料にした“美生せっけん”の生産は勿論、芽室町の資源ごみ袋の印刷、EMボカシの生産販売、グループ内のパン屋さん“りすどん”さんでのパン販売など事業は多岐に渡ります。
社会福祉法人 柏の里 オークル
http://o-kuru.sakura.ne.jp/home/home.html.htm
そもそもせっけんがどんな原料から出来ているのか、合成洗剤とは何が違うのか、どんな汚れ落としが得意なのか・・・実際の使い方も交え、スタッフの岡さんより丁寧に教えて頂きました。
『台所用、お風呂用、トイレ用と家中各所の〇〇用洗剤を使用しなくとも、古くから使われている“せっけん”を使いこなすことで、家計にとっても、地球・環境にとっても優しい選択になるのではないか』と岡さんはおっしゃっていました。
粉せっけんは慣れないと面倒なイメージがありますが、コツさえつかめば、家中の汚れ落としに活躍してくれる万能選手です。
衣類の洗濯にも勿論使用することが可能です。暖かい今時期に使い方に慣れておくと年末の大掃除にも大活躍しますよ♪
講座の中で教わったポイントやレシピをいくつかお伝えさせて頂きます。
《粉せっけんを使いこなすポイント(洗濯編)》
●きっちり計量すること (多いから良く落ちる訳ではない) ※量は“美生せっけん”の袋に記載されています。
●ぬるま湯を使って溶かすこと (洋服を投入する前に1~2分攪拌してモコモコ泡立てるのが理想)
●たっぷりの水ですすぐこと (節水しすぎると汚れや石鹸カスが落ち切らない)
水にも溶けますが、ぬるま湯の方がよく溶けて、泡立つことで汚れを落としやすくなります。
(繊維から汚れを浮かせる→はがす→水に流す)
又、洗った後はしっかりと“すすぎ”をすることで、繊維についた汚れやせっけんをきれいに洗い流し、においや黄ばみも予防できるといいます。
お天気の良い日は太陽さんのチカラも借りて天日に当てることも干し方のコツです。
【美生せっけん液レシピ♪】
台所やお風呂掃、トイレ掃除などに。
●ぬるま湯・・・200㏄
●美生せっけん(粉)・・大さじ1.5~2杯
①ぬるま湯を入れた容器に粉せっけんを入れる
②振ってせっけんを溶かして完成!
その後スタッフの小笠原さんよりスニーカー洗いの手順を教わりました。
スニーカーは“つけ置き”&“蒸らし”がポイントです。
※ただし、靴の材質や色によってはせっけん洗いに適さないものや色物を付け時間が長すぎると、色落ちしやすいので注意が必要。
誰かにお願いしたいという方は、オークルさんでも“ズック洗いサービス”も行っています。(¥320/1足)
このサービスを利用した方で『もう捨てようかな・・』と思っていた汚れたスニーカーもすっかり綺麗になって、再び履き始めたという方もいらっしゃいました。
地域の方々よ再度講座開催のリクエストも頂いておりますのでオークルさんにお願いしてみようと思っています。
今後も地域おくすりやさんとして、皆さんの心身に優しい、生活がちよっぴり豊かになるような提案をさせて頂けたらと考えています。
次回は薬剤師体験会の記事を予定しています~♪